おかえりなさい

 第1次安部内閣の失敗の切っ掛けがこれだったと思います。

 その後は、顔に絆創膏を貼った議員や、
 事務所経費問題での「なんとか還元水」で完全にバッシング状態に。

 今回の安倍政権が失速する原因は何だろうか。

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 日経新聞 日曜版
 政(まつりごと)その瞬間

 2006年9月26日発足の第1次安倍晋三内閣は、日本経済新聞世論調査で70%を超える高い支持率で好発進した。強気の政権が手をつけたのが小泉政権郵政民営化に反対し無所属となった「造反組」議員の復党問題造反組平沼赳夫ら親しい議員がいる安倍は前向きとされていた。

 結局、平沼を除く11人が誓約書付きの復党願を出した。12月4日、安倍は党総裁室で日人を前に「おかえりなさい。大変心強く思っている」と感慨深げに語りかけた。だが同月の支持率は50%近くまで失速。07年には閣僚不祥事や年金記録問題でさらに落ち込み、復党で地盤を強めたはずの参院選で惨敗する。