2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

読書38 意識とは何だろうか

意識とは何だろうか 下條信輔 講談社現代新書 見えている(認識している)もののみで判断したがるのが脳。見えない要因によって、現状が認識できないのを脳は嫌う。 しかし、論理的に考えなければならないとき、状況の外にあるのが問題の本質であることは多…

主税局の優秀さ

税制改正によって、税法の条文を考え出すのは主税局の役人です。 ま、普段、税務署を悪者にして飯のタネにしているというのも否定できないところではありますが、主税局の優秀さには脱帽するしかありません。 1つの条文を変えようと思うと、20の視点から、…

読書37 いま、知らないと絶対損する年金50問50答

いま、知らないと絶対損する年金50問50答 太田啓之 文春新書 年金は適切な改革をすれば制度は充分維持できるとする論。 そのため何が必要か。筆者によると次だという。 デフレに併せて、年金支給額を減額させる制度(マクロ経済スライド)をキチッと機能…

読書36 選択の科学

選択の科学 文藝春秋 シーナ・アイエンガー(コロンビア大学教授) 今日一日何を選択しましたかと、日米の学生にアンケートを取ると、アメリカの学生は、日本の学生が選択とは捉えていないことまで、たとえば目覚ましのアラームのボタンを押すことから歯みが…

税理士がやってくる2

では、納税者の望むことをできる税理士がよい税理士なのか。 これもちがいますね。税金を払いたくないからと税理士がゼロにできるわけはありません。 納税者は専門家を信頼し決断を委ねています。 しかし、税理士が勝手に決めて、処理をしてしまう。これでは…