2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

最初が肝心

最初の一文、最初の一言。 これって重要ですね。ここでダメだと判断されたら後は取り返せない。 さらには思考は流れですから、自分自身にリズムを与えるためにも最初は大事なのではないかと。 たとえ日常業務でも最初に取りかかる瞬間に緊張感が必要なのでは…

仕事に育てられる

自分の能力ではちょっとこなせない仕事が来た。 その仕事をやり遂げるには自分が成長する必要がある。 これは専門家でも同じです。 その都度実務そのものに教えられながら仕事を完了する。 専門的能力があるから専門知識を指導する。このような仕事は価値が…

年金制度の危険度

厚生年金基金がもたないそうですが。 10年後に廃止すると。 年金制度の、危険の順位はたぶんこんな感じかと。 右肩上がりの利回りを保証している積立型の年金が一番危険。 危険(高) 企業年金基金 民間生保の積立年金 …… 小規模企業共済 税理士国民年金基…

組織再編税制を法人税から独立

組織再編税制、連結納税、そしてグループ法人税制は、特別法でやって欲しかったという意見があります。 今の法人税の読み取りがたい難解さは半端ではない。 これって、立法技術的に今からでも可能でしょうか。 これらの条文を本法から削除し、平成30年税制…

債務超過の解散でも期限切れ欠損金が使えない

子会社を非適格で合併した。 子会社では含み益があり所得が計上されるものの、債務超過だ。 こんなケースでも通常の解散と違い期限切れ欠損金は使用できないのですね。 残余財産がない解散には違いないのですが。 なぜでしょうか。 これには、なぜ合併の解散…

読書86 間抜けの構造

間抜けの構造 ビートたけし 新潮新書 次々溢れるネタのような語り口は才能ですね。たぶん、自分で実際に書いているわけではないと思うのですが、何のメモも資料もなしで湧き出てくるのでしょう。 P84 今はCDもDVDもあるから、師匠について稽古しなく…

「分かる」のは簡単

「分かった」と認識するのは簡単なことです。他人の言説を聞いて「そうか」と思えば良いだけですから。 対して、「まだ分かったとは言えない」と疑問を持ち続けるためには、ここがおかしいという違和感が必要です。 違和感は無意識領域が出すシグナルです。 …

簿記を学ぶ

税理士や会計士を受験する人は必ず簿記を学びます。 はじめて簿記2級を独学ではじめたころは、全く理解できず、日商簿記2級に合格すれば自分はどれだけ優秀になれるのだろう、とワクワクしたものです。 知識ゼロから簿記を理解するのは難しかったと思う。 …

好きな条文

「法人税の純資産 中央経済社」のカバーには、共著者それぞれの好きな条文が載せられています。何人かの方から、思わず笑ってしまったという声を聞きました。 マニアックすぎるんでないかい、ということのようですね。 さて、私(白井)の場合。 法人税法3…

純資産本のブログ

共著で出版した「法人税の純資産 中央経済社」の専用ブログです。 本書で書ききれなかったことや、フォロー解説、著者のバージョンアップを目指しています。 書籍「法人税の純資産」のフォローブログ http://www.le-rapport.jp/junshisan/

医療費の将来

日経新聞朝刊によると医療費は、2011年度で37兆8000億円。 現役世代の負担で高齢者を支えるという意味では、年金と同じ。 日本のGDPが480兆円なので、8%弱。日本全体の経済活動から見るとなんとかなりそうにもにも思える。 ただし、政府財…

読書85 もうダマされないための経済学講義

もうダマされないための経済学講義 光文社新書 若田部昌澄 貨幣供給量を増やせば、インフレ期待が生じ、結果的に経済成長するというのが著者の主張です。 過去にデフレを経験した社会は歴史上何度もありました。例外なく、デフレを脱した決め手は、インフレ…

読書84 戦後史の正体

戦後史の正体 孫崎享 創元社 うーん、ダメでした。30頁で止めました。陰謀論で世界を説明可能との論を受け入れるのはムリですね。わかってたら買わなかったのですが。元外交官、防衛大学教授ということで期待してしまいました。

現地で消費する外貨は雑所得?

外貨預金を他の通貨で預金し直したり、不動産の購入費用に充てると為替差益の申告が生じる。 ドル預金を現地の息子の入学金に充てた。預金時に比べると円安になっている。 円転することなく消費した場合は申告は不要だと思うのですが。 しかし、今ドルに替え…

本は差し上げます。

本は一定期間ごとに捨ててます。 読書は一期一会、捨てるつもりで読むから、本との会話が成り立つ。 というわけで、当事務所に来たときは、興味のある本があれば差し上げます。 ドンドン持って帰って下さい。

時代を作る人たち

時代を作る人が、新しい社会を作る。 しかし、時代に見放されると凋落が始まる。さらにそれは避けられないことなのでしょうね。最強の恐竜が絶滅したのは、ほ乳類に負けたからではありません。 気候変動という時代に見放されたから、ほ乳類が台頭できたわけ…

読書83 日本破滅論

日本破滅論 文春新書 藤井聡 中野剛志 「決められない政治」がダメだと最近よく言われる。 決めることが重要だという論は間違っていると思う。 それが正しいか否なんて誰にも分からない。国民が民主党を大拍手で決定したことは正しかったか。決定することに…

読書82 入門 信託と信託法

入門・信託と信託法 弘文堂 樋口 範雄 米英では、信託と契約は全く別の法律関係と位置付けられている。 信託の源流は、歴史的にみて実は契約よりもずっと早い。 相互に依存しないと存続できない昔の社会で、「信じて託す」という発想が生まれるのは必然。対…

読書81 独学術

独学術 ディスカバー携書 白取春彦 学校で勉強していても独学。 先生の話を聞いても本当の理解はできない。教科書を理解する、問題を解ける ようになるのは結局、独学の成果。 通達や質疑応答に答えは書いていない。 改正税法のすべても独学のための材料にす…

仕事を飽きずに続ける方法

飽きないから同じ仕事が続けられるのか。 飽きないように工夫するから同じ仕事が続けられるのか。 後者だと考えています。 工夫する余地を探せるか否かに、能力の差があるように思います。 新しい視点はないかと意識して、情報を読み取り、文章を読み、他人…

日々忘れてしまう日常が大事

過去の痛い思いや成功はいつまでも記憶してます。 しかしもっと重要なのは、日々の記憶にも残らない小さな経験や判断の積み重ねだと思います。 大きな出来事の原因は、結局は記憶に残らないような小さな出来事だからです。

期待を裏切る

仕事というのは、よい意味で期待を裏切ることが必要ですね。タレントでも良い意味で期待を裏切るからこそ芸能界で生き残れる。 単純作業なら期待通りに業務をこなすことが必要ですが。 アドバイス、高度な知識を要する業務であれば。 相手が、「こんな複雑な…

目の前の景色と背後の景色

会話をするとき、相手の背後が見えていますが、会話をする相手が見ているのは、自分の背後の景色です。 仕事では相手が見ている背後の景色を洞察しながら会話することが必要です。 そうしてはじめて事案の着地点がみえてきます。 税理士が見ている風景と経営…

本は一度しか読まない

読んだ本は捨てることにしています。 よい本ならもう一度買って読んでみることもあります。忘れたらそれまでの本だったということですし。 二度目の読書なら、疑問や、ある程度の知識、知りたいことを意識しながら読めます。 読んだら捨てると意識しながら読…

経験を手に入れる

実績とは「やってみればできた」という経験の積み重ねだと思います。 やってみたけどできなかったのでは、得るものは少ないでしょう。 「やってみればたいしたことなかった」という経験をいくつ積み重ねられるか。そのためには、行動が必要です。行動ができ…

解散による残余財産の分配と100%関係消滅のタイミング

解散すると、過去の親子会社間の土地などの譲渡による繰延譲渡損益は実現。100%支配関係が消滅するからです。 他方、残余財産の最終の分配は適格現物分配。100%支配関係がなくなるのに、100%支配を要件とする簿価譲渡が認められるのは一見違和感…

借金の時代

米国は昔から財政赤字を補うため米国債を世界中に購入してもらっていた。 日本も政府財政の赤字による国債は、国内金融機関が購入している。原資は民間資金。 今やユーロも欧州中央銀行の国債買取が財政を支えるようになり。 逆に民間は借金を減らし、現金保…