2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

読書5 確率思考のコツ

東大の先生が実践する 確率思考のコツ 西内啓 ぱる出版 28歳の東大の先生が書いた確率思考の本。 確率思考の目的は、長期的には人生の「不安」と「後悔」を取り除くことにある。まさに経営にあてはまることです。税理士が経営者のお話を聞きながら何をアド…

個別税法の物語

税金は、あくまで個人、法人別々に計算します。夫婦であっても100%子会社であっても、取引があれば所得税・法人税は個別に計算。 たとえば一家の所得税はその家族の所得を合計して計算する、という制度も可能ですが、日本ではそのような課税単位は採用し…

疑問を持ち続けるのって意外と難しい

本当の情報ってなかなか見えません。 本当のことを知っている人は、マスコミなどの表には出てこないし、出てきてもあまり取り上げられない。 必要なのは溢れる情報のなかから必要な情報をつなげて自分なりに知識として位置づける作業です。 そのためには、何…

99%子会社の解散

では、100%子会社でない子会社の解散はどうか。 解散しても通常の所得計算を行います。これは、改正前でも同じ。変わるのは、清算確定時です。解散前のように清算所得に対する法人税を確定し、清算手続き中の既払い法人税を控除しません。 最後まで損益…

100%子会社の解散

グループ税制の創設に伴い、100%子会社の解散が次のようにかわります。 (改正前)財産課税。残余財産があれば、資本と課税済利益(純資産)を超える部分は清算所得として法人税・地方税を課税。 (改正後)子会社の吸収合併と同じだとする思想が採用さ…

ブログのタイトル〜語れること 語るべきこと〜

有能な実務家は語るべきものを持っている。 これは、ある書籍の一文であり、弁護士の先生からの紹介で知ったのですが、私が独立を決断することになったひと言でもあります。 税理士とは、税金の計算をするだけなのか、記帳の代行屋さんなのか、あるいは節税…

GDPの配分

日本の名目GDPはここ10年だいたい500兆円前後で推移しています。つまり日本という国は毎年500兆円前後の付加価値を生んでいるということです。社会保障政策、公共事業などというのは、この付加価値を政府が政策により分配しているものといえます…

グループ課税

複数の会社を経営する社長さんは、グループ経営のあり方を見直す必要がでてきました。 平成22年税制改正で予定される「グループ税制」は100%支配のグループ企業経営者のための改正です。 今まで税理士の先生から、親会社と子会社の取引に関してはさん…

未知への旅

知識が増えれば増えるほど、未知のものがあることを知らされる。 そして知る喜びも増していく。 知識の探求とは旅のようなものだと思います。旅をすればするほど未知の世界があることを知らされ、もっと多くの旅をしたくなる。 まだまだそのような境地には至…

頭の空気を新しくする

こころに風穴をあけ、空気を入れかえてみる。そうすることで今まで見えなかったものが見え、新たな発想ができるようになる。目の前の現実も違った受け止め方ができるかもしれない。 心に風穴をあけるために読書をし、ものを考え、人と会話し、仕事をする。 …

心の醸成期間

納税者にとり、税金というのはときに非常識だと感じてしまうのは仕方のないことです。儲かれば税金を払う。これは当たり前なのですが、何でこれに税金が?と感じてしまうことも珍しいことではありません。 こういう場合には心を整理して納得するのに時間が必…

税負担許容度

税法実務の世界では、否認されるリスクが常につきまといます。調査で問題になることが予想される場合に、否認されることを覚悟で処理を実行してしまうか、安全策を選ぶか。 そして否認された場合の精神的許容度は、納税者によっても異なります。税務署に認め…

きれいな仕事

仕事の合間にコツコツと事務所のホームページを作成しています。つい先月までHTMLという言語すら知りませんでした。 素人である私の作ったHPデータのメモ帳を、知識のある人からみたら汚らしくて見てられないはず。 これは、決算書や申告書も同じです…

なぜ日本は不景気なのに円高になるのか

社長さんとの会話です。なぜ日本はこれだけ財政状態が厳しいのに円高になるのか。それを説明できている人はどこにもいないんじゃないの、というのが社長さんの意見。 たしかに経済危機以後円は上昇してきました。巷間ではいろいろな言説があります。いわゆる…

知識の不備を痛感・・・トホホ

今日は、税務署が主催する確定申告の「コールセンタ−」の担当員を務めた。去年まで参加したことなくて初めての経験。 大半は税理士に依頼していない納税者からの所得税や消費税に関する質問。まあこれでも10年超は実務をやってるので、たいしたことないだ…