2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

何が起こるかは予測できるが、何時起こるかは予測不可能

経営者の方とお話をしていて聞いた言葉です。 あることをして、それが経営の役に立つということは断言できても、その効果が何時表れるかは、誰にも予測できない、1年先かも知れないし5年先かもしれない。 なるほど。自分がやっていることの結果がでる時期…

ギリシャは公務員が多すぎる

ギリシャの財政危機の原因としてあげられるのが、公務員が多いというもの。国民の4人に1人が公務員であり、しかも給与水準が高いことが財政の破綻をまねいたとする説。 しかしこれは本当なのだろうか。逆に公務員を増やすことで今まで何とかやってこられた…

金融危機

ギリシャ財政危機というのは、結局のところ一国の財政の問題ではなく、世界の金融システム不安の問題なのだろう。現在は、株式市場などの信用経済の規模が実体経済の4倍以上あるという。 通常は、海面が嵐であろうが台風であろうが海底に影響はない。しかし…

経営者との討論

経営者の方々と経営課題についてテーブル討論会をしました。 税理士は日々中小企業の社長に説明や打ち合わせをしますが、討論をするということはありませんので新鮮な経験でした。 印象的だったのは「商品がよければ客はついてくる。しかし売るのは商品では…

無意識という自分

自分という人間をコントロールしているのは、自身の意識だと考えるのが普通ですが、実は意識というのは無意識によってコントロールされています。実験では、なんと、意識が「手を動かそう」と思う前に脳(無意識)は手を動かすための準備を始めているそうで…

相続税の増税余地

相続税の申告に関するデータが国税庁から公表されています。亡くなった人(被相続人)114万人に対し、相続税の申告対象となった人は、4万8千人なので、申告が必要な人の割合は、4.2%です。 デフレの時代を反映し、ここ数年は、一貫して土地の割合が…

読書15 分かち合いの経済学

「分かち合い」の経済学 神野直彦 岩波新書 小泉元首相の経済政策とは、恐怖による経済成長なのだという。貧困への恐怖がインセンティブとなり、競争を生み、経済成長へつながるはずだ。それが格差の何が悪いという発言であり、負け組になるのはその人が怠惰…

ギリシャの経済規模

ギリシャの経済危機が他国に波及することが懸念されているが、波及懸念のある国としてポルトガル、スペインなどが指摘されています。 ギリシャの経済規模(GDP)は、31兆円で神奈川県と同じ。ポルトガルはもう少し規模が小さく、22.8兆円で埼玉県を…

トヨタが黒字転換

トヨタが前期の4600億円の営業赤字から1470億円の営業黒字に転換したらしいです。これをもってV字回復だ、という評価もあるようですが。 ちなみに売上げは、18兆9500億円。金額が大きすぎて町の税理士にはぴんと来ないので、イメージしやすく…

読書14 発達が気になる子のサポート入門

発達が気になる子のサポート入門―発達障害はオリジナル発達 阿部利彦(教育相談専門家)学研新書 うちの長男は、とても個性が強くこだわりが強い性格。発達障害ではない(と思う)のですが、育児の参考のためと単純な好奇心から手に取ってみました。 子育て…

日常に学ぶ

失敗に学ぶことは大切ですし、偉大な成功者に学ぶことも大切でしょう。それらの原因を分析し、そこから将来に向け何を学ぶべきか。それらを記した書籍は多くあります。 でも自分自身がうまくいった過去について、なぜあの時はうまくいったのかを分析してみる…

春と夏の違い

今がどんな季節なのかは景色を見れば誰にでもわかります。 でも、いつまでが春でいつからが夏なのか具体的な日を指摘しろ、といわれても区別できません。だからといって、「本当は春と夏の区別なんてないんだ」とはいいませんね。 節税と脱税の区別もそんな…

財政不安

ギリシャの財政不安がこれだけ世界の株式市場に影響を与えているのは、ギリシャ一国の問題ではないからでしょう。リーマンショック後には、東欧を中心に、まるで国そのものが投資銀行化し、世界から借金し、金融投資をすることでバブルを招いた実態が伝えら…