政治家が小粒になった

 昭和の政治家に比べると、ずいぶん小粒になった。

 細川政権時に小沢一郎氏が主導した政治改革が、
 政治家をダメにしたのではないかと。

 小沢さんの政策が悪かった。

 権力構造の為に小選挙区制を導入した。
 本部が公認しない限り選挙に出られない。
 そして、本部は、小沢氏が牛耳る。

 権力思考が小沢氏の個性。

 派閥同士の牽制が暴走を抑え、
 派閥で政治家が鍛えられ、
 族議員が育つ。

 中選挙区の時代は政策的にも自由だった。
 社会党左派と、右派の2名が戦った。
 勿論、自民党も、2人、3人の立候補者を立てた。

 小選挙区制で、政治家が小粒になり、
 選挙の票が、ムードで極端に流れるようになり、
 選挙の公認権を持つ、首相(官邸)に権力が集中した。

 結果、
 民主党のような素人政権が誕生したり、
 安倍首相のように、個人の信念やこだわりで日本を運営するようになってしまった。