相続時精算課税を使う場面

 相続時精算課税で多額の生前贈与を実行。
 このリスクは今さら言うまでもありませんが。

 では使う場面は。

 節税以外の目的があるか否かでしょうね。

 子供が浪費家なので子には相続せず孫に贈与。
 子供が服役中(行方不明)なので孫に生前贈与。
 業績の見通しが暗く破産に備えて自宅を生前贈与。
 広大地を親子で売買するが評価が否認されるリスク。
 訴訟を起こされ敗訴するかもしれないため、生前贈与。
 高収益の物件を保有しておりこれ以上財産が増えたら困る。
 子育てに失敗し相続紛争が目に見えているので生前遺産分割。
 自社株納税猶予を利用するが猶予打ち切りに備える必要がある。