円が９０円を切った頃は、これが続くと輸出企業は壊滅する、という意見さえ出ましたが。
８３円の今、上場企業は利益を回復しています。
これは次のどちらなのでしょう。
どうも最近は《２》のような気がするのですが。
《１》輸出企業の生産拠点の海外移転と身を削るような努力で利益がでているだけで円高は日本経済には良くないことだ。
《２》実は、８０円台でも大丈夫。９５年に８０円を切ったが、当時の物価水準からみると、まだ円高の余地があるくらいだ。
企業の実力はないが、貿易収支は黒字になる、なんてことは、理論的にあり得ないでしょう。
