日本の貸借対照表

 現代日本人は、過去のインフラ、資源を消費し、将来の利益を横取りしている選ばれた国民だ、そのように書いてある書籍を最近読みました。その通りだと思います。
 韓国などすでに国自体が債務国ですね。その結果、為替安が生じてますが、これは現代やサムスンなど、韓国の輸出企業に有利に働いてます。
 なにしろ、同じコストでも日本企業より4割価格競争で有利だ。
 しかし、国民は物価が上がり苦労してると聞きます。
 韓国に比べると日本は、次の状態なのですね。

      株式会社日本のBS
   ─────────┬─────────
 国民資産  ×× │国民負債  ××
 政府資産  ×× │政府負債  ××
            |純資産   世界最大

 今後は、公共事業縮減など、総資産はそれほど増えない。
 そして、総資産の維持と運用のために政府債務は増加し続けている。
 仮に、国債が国内で消化できなくなると、どうなるのかでしょうね。
 国債が増加しすぎて国内で消化できなくなる。
 国債を海外投資家に買ってもらわざるを得なくなる。
 国債の価格が下落する=金利が上昇する。
 為替が下落する。
 そしてこうなれば、国民は物価高で大変だが、韓国企業のように為替安により輸出企業が復活し、インフレで政府債務は実質減少する。
 つまり、為替は、景気の自動調整弁として機能すると。