公益社団法人の法人税率

 以前は、公益法人の収益事業に対する法人税率は、22%だったが、現在は25.5%

 理由は次ですね。

 収益事業を普通法人として扱うのが、20年改正の目的の1つだった。

 以前は、収益事業34業種に、公益事業が含まれてしまうことがあった。さらに本来収益事業で稼いだ利益は公益事業に充てられるべきものだが、みなし寄付金は限度枠があった。そこで、税率を22%に軽減していた。
 しかし、現在は、公益目的事業は34業種に該当しても、非課税。
 さらに、収益事業で稼いだ利益は、公益事業に充てるとみなし寄付金として全額損金算入できる。

 20年度改正では、公益の所得と収益事業の所得をきっちり区分できるようになったので税率を優遇する必要もなくなった。