試験に合格する力

 税理士試験の要諦は、条文暗記だ、と言われます。

 しかし、暗記で合格するのは不効率と考え、可能な限り趣旨を理解するよう努めていました。

 しかし、実際は、
 暗記か理解かといっても、
 受験生レベルでは実際には大差ないのでしょうね。

 1 俺は暗記で合格した。
 2 俺は暗記ではなく理解に努めた。

 1であっても、条文の日本語としての意味内容は誰でも理解しようと務めたはず。

 2であっても、受験生レベルで本当の趣旨の理解はまずムリ。

 実際には、大差はなく、程度の違いあるいは、各々の認識の違いでしょう。

 しかし今にして思えば。

 思考力を鍛えろ。
 税法は整合性の学だ。
 専門学校の解説に頼るな。
 テキストに書いていない制度趣旨を理解せよ。
 条文化の前に主税局の役人が考えた趣旨を発見せよ。

 私の場合、これが理解できていれば、
 実際の半分の年数で合格できたと思います。