個人金融資産の時代

 個人金融資産が1600兆円を超えたという。

 アベノミクスの影響ではないでしょう。
 円安は現預金を減らす方向に働きますし。
 株式は上昇してるといっても154兆円で、9.41%にすぎない。

 統計を見ると、
 現預金も債権も株式もまんべんなく増えている。

 この15年、一貫して個人金融資産が増え続けてるのがすごい。
 つまりアベノミクスは関係ない。

 これが平成の時代なのです。

 現預金の増加が土地の高騰に追いつかず、
 財産以上に借金が増え続けたのが昭和の時代。

 構造が逆転して借金が減り、
 預金が増え続けたのがデフレの時代。
 土地の値下がりがすべての根源。

 では、民間の借金はどこへ行ったのか。
 国と地方の借金に付け替わった。