義務教育で競争
義務教育で競争は必要か。
社会では競争に晒されるのだから小学生でも競争は当然に必要だ。
このような意見が多いと思います。
しかしこれは違うのではないかと。
社会での競争なんて曖昧。
誰に勝てばよいのか、何を持って勝つというのか。
そもそも勝てばよいのか否かもわからない。
こんなことは大人になってから経験や自分の価値観で学んでいくしかない。
むしろ無意味な競争を避ける上手な生き方も必要。
しかし、子供の頃から競争を経験することは必要です。
それは人は生まれながらに違うことを学ぶためなのだと思います。
人は平等だということを前提にしてしまうと、
人より成績が劣る人、駆けっこが苦手な人に対しては「あいつは努力が足りない」「やる気がない」と位置づけることになってしまう。
ゆとり教育によって思いやりに欠ける子供が増えたというデータもあると聞きます。
人それぞれ、頭も身体条件も違っていて当然。
それを理解するには勝つ経験と負ける経験が必要なのです。