レベルが上がりすぎて危険

 器械体操は30年前から、いや、もうずうっと昔から、
 技が高度になりすぎて選手は危険だといわれてきた。

 さらには、もうこれ以上は技の技術向上はないだろうと、
 何時の時代も常に言われてきた。

 今話題の塚原光夫氏が初めて跳躍した塚原跳び
 今や10才の子供ができる。

 高校のインターハイのレベルはすごい。
 数年前の金メダル級の技を完璧にこなす。

 それでも塚原氏は選手としては偉大です。
 跳馬で空中で1回転する史上初の跳躍が塚原跳び。
 それまでのウルトラCはヤマシタ跳びだった。
 ツカハラ跳び月面宙返り(これも今は小学生ができます)と並び、現代体操に繋がる革命的な技だった。
 音楽業界のビートルズに匹敵する。

 しかし、嫌われてしまえば過去の栄光は何の役にも立たない。