トラブルは自分が作る

 多くの人は、トラブルに巻き込まれるのを避けようとします。
 実は、トラブルを作ってしまうのは自分の行動そのものであり、そのような環境を作り出してしまわないことこそが重要です。
 武士は祭りがある日は外へ出てはいけなかった。羽目を外した庶民との無用なトラブルを避けるためです。これは、高揚した庶民から危害を加えられるのを避けるためではなく、興奮した庶民を斬らねばならないような状況を作り出すことを避けるためです。
 トラブルを避けないといけないと判断したとすれば、それは自らそのような環境に身を置いたことが原因です。