日本は没落しているのか

 日本と中国を企業にたとえると。
 日本㈱は、高付加価値の老舗優良企業。従業員の給料も高い。
 親会社はグループ企業からの借入が多いが、連結決算では自己資本比率も高く、有数の金持ち企業。
 ただし、売上高は横ばい若しくは微減。
 課題は、引退した従業員の年金と健康保険の財源。これには現役世代の負担増を求める意外にはない。
 中国㈱は、現在多角化戦略、薄利多売、低人件費で、売上は毎期8%増。儲けのためなら少々のルール違反も辞さない。
 中国㈱にならい、ベテラン従業員を解雇し、アルバイトを多数雇って、薄利多売の売上拡大路線に乗り出すべきとアドバイスする経営コンサルタントはいないでしょう。