反復運動はダメ

 テレビでハンマー投げの室伏選手が語っていました。
 反復運動で、同じ箇所に負担をかけるのは30歳を過ぎてからはよい練習とは言えない。さらには、微妙なズレが生じてしまった場合、ズレを反復練習で学習してしまう弊害にも繋がってしまう。
 常に異なる動きを心掛け、たとえ筋力は衰えても、脳と体をリンクさせる訓練が重要だと。
 なるほど。税理士業務もそうですね。年末調整を30年やったからと言ってスキルがアップするのか。微妙なズレを反復作業してしまうことは、実務では時代から取り残されることを意味する。仕事のやり方を常に変え、反復業務に安住しない。そうしていけば、業務の内容すら自然と変わってゆくはず。
 室伏選手は飽きることを防ぐことが、バリエーションのある練習を採用している理由だとも語っていた。
 自分自身が仕事に飽きないことが、張りのある仕事を続けることに繋がるわけですが、飽きないためには意識的に努力することが必要だということでしょう。