法人税に詳しい税理士

 今、法人税を全てマスターしている税理士ということになると、かなりマニアックな税理士ということになります。
 なぜなら、組織再編成、グループ税制、連結納税を完璧に習得していることになるからです。
 税理士業務の基幹税法である法人税がごく一部の税理士しか完全に学修していないというのもおかしな話しです。
 しかも、ほとんどの中小企業経営では、これら難解税制は登場しません。
 では、事案にあたってしまったらどうすればよいのか。
 制度の趣旨と理屈を把握しておくことでしょうね。そうすれば、落とし穴がありそうだという勘がはたらきます。その後は調べるなり、連結納税を専門分野とする税理士に紹介してしまうこともできます。
 つまりお客さんに損失を与えることは避けられます。