使われない感情

 感情は、生存のためにきわめて重要です。快・不快、恐怖心なしに生きていくことは不可能ですが、人間はさらに大脳新皮質を獲得し、感情を発達させました。

 あらゆる感情は、無意識のタンスにしまわれているのでしょう。
 必要に応じて引き出されるのだと思う。
 ある経験から、過去の感情が蘇るあの感覚です。

 引き出しにしまわれたままの、本人も忘れている感情に個性が宿ります。