選択肢を捨てる3(脳科学)
ところが、減り続けるのが常識とされるシナプスが例外的に増え続ける箇所があることが分かっている。
それが短期記憶を司る海馬。
好奇心を持ち、思考する人の海馬は通常の人よりも大きいという。
事故などで海馬が破壊されると新しいことが記憶できなくなる。
アルツハイマーは海馬が縮小し、新たな記憶ができなくなる障害。
あらゆる思考は無意識領域が同時並行処理する。
無意識領域の記憶をRAMのように短期的に保存処理するための装置。
容量が大きいほど、複雑な抽象的思考が可能となる。
逆に、何も考えない生活を続けるほど、海馬は縮小してしまうという。
公務人は痴呆症になりやすいというのがベテラン精神科医の実感とのこと。
脳には負荷をかけ続けるのがボケないための唯一の方法。
脳は一生働き続けるので疲れるという概念がない。