読書3 文章は接続詞できまる

文章は接続詞できまる
石黒圭 光文社新書

 なるほど。文章を書くのは難しいのだ。
 
「文章というのは社会的な存在です。読み手が読んで理解できるように書かなければなりません。しかし、私たちが文章を書くと、どうしても自分の論理で書いてしまい、その結果、その情報に初めて接する読み手が理解できなくなるということがしばしば起きます。文章を書くということの難しさは、まさにそこにあります。」
「言語というものは音声であっても文字であっても線的な構造(線条性)を備えています。」  
「しかし、言語で表現される内容は重層的です。」  
「じつは、そのような芸当を可能にしている要素の一つが、接続詞の範囲を指定する機能です。」
 
 接続詞に漢字をつかうか、平仮名にするか。句読点を使うか使わないか。これも感覚の問題だという。 
 考えと文章のギャップを理解するのが重要と日経新聞にも書いてあった。書くことは自分の理解不足を認識するのに役立つ。