今日の大機小機

 今日の日経新聞の名物コラム「大機小機」のテーマは、アジアへの輸出は外需でなく日本の内需だと考えるべきという「アジア内需論」への疑問です。
 アジアの成長が日本の内需拡大と同じと考えるなら、アジアからの日本への輸出も歓迎しないとおかしい。アジアからの輸入が増えるということは日本にとってデフレ圧力、賃金減少要因になるがその覚悟はあるのか。そもそもアジアへの輸出が増えるだけでは、日本は豊かにはならない。日本国内の需要が拡大してこそアジアへの輸出の利益が享受できるはずだ。という内容です。
 たしかに日本からの輸出だけを想定してアジア内需論を語るのはおかしいと思います。それにはやはり医療・介護の分野での新規雇用創出とそのための規制の改革が内需拡大の鍵になるのだと思います。つまりは消費の創出です。