自分は触媒

 自己啓発本というのは、成功する人の考え方や生い立ちと結果との間には因果関係があるから、自分を変えれば成功できるということを書いているわけですが、個人的にはそのような本は読む気になれません。
 決断力とリーダーシップがあっても人生に失敗した人は無限に存在するのですから。
 大事なのは経験や事例から何を学ぶか。
 自分というのは「触媒」なのだと、外山滋比古氏の本に書いてありました。
 昨日の経験と、明日の経験を結ぶ自分自身は変わることのない個性、つまり「触媒」ですが、それにより今までにない知識や知恵が手に入るのだと思います。