税法と論理力

 論理を読み解くには、思考力だ重要だから、思考力を鍛えようというのは、実はちょっと違う。
 今読んでいる本に書いてあります。なるほど、思考力を鍛えよ、という本は巷間あふれていますが、いまいち読む気になれないのはこれなのですね。ほとんどの本は役に立たない単なる自己啓発書。
 重要なのは、表現された思考を読み解く力であり、自信の論理を表現する能力なのですね。これこそが論理力。
 税法は論理でできています。
 当局が提供する通達や情報も、税法条文が表現する論理を読み取るためのツールとして活用するのが正しい利用法。
 さらには、税理士としての税法力を向上するには、議論し、執筆し、講演会で語ることが不可欠。つまりは、論理を表現する能力を鍛える必要があります。
 こういった機会が多い税理士業界は、恵まれた業界だといえると思います。これを活かさないのはもったいない。