税法条文の完成度

 税法条文の整合性と論理性は完璧。
 知恵におぼれて税理士が、偏差値75の主税局官僚に刃向かってはダメ。
 弁護士の関根先生の講演会でのフレーズです。
 
 仮に考えてみる。
 自分が主税局の官僚として。

 平成19年に信託法の大改正がありましたが。
 信託では、資産を受益権としてどのような価値に振り分けることも、それを誰に承継するかも自由自在。
 これをそのまま認めると、容易に節税を認めることになってしまう。

 はい、信託税制を作ってみて。

 こう言われて、信託税制が作れるだろうか。
 法人課税信託、受益者連続型信託の規定です。
 すべての税目に矛盾が生じてはならない。

 いかに主税局がすごいかがわかります。