現状は正しい
税理士として資産家や経営者の方にアドバイスをするときは、
常に現状は正しい、というところから出発します。
税務調査で指摘された事項を修正申告する際も同じです。
もちろん処理にミスがあったということなのですが、それでも現状が正しいというところから説明し、修正申告に納得していただきます。
仮に、現状は正しくないという前提で問題解決を検討しようとしたら、過去の行動を否定するほかなくなります。
過去を否定したら結局は何もできなくなってしまいます。
何もないところに新たなストーリーを作って行動すれば矛盾が生じ結局は失敗してしまいます。
つまり過去の連続の先に、解決法があるのだとすれば置かれた現状を肯定し、目の前の問題点を自分の日常生活にどのように位置付けるかが重要です。