TPPは歴史の必然か

 イタリアの金利が上昇してますが。
 しかし、EU圏諸国は、統一通貨のため、自国通貨安が生じず、結果、金利が急上昇しない。したがって、悪性インフレが起こらない。そのため破綻を免れている面もあるように思います。ただ、これは延命だけの効果しかないような気もしますが。
 国家財政の立て直しにはやはり、一度倒産して、通貨安による輸出競争力増強で復活する方法が必要なのでしょうか。韓国がそうでした。ユーロという統一通貨を使用するイタリアやギリシアでは、EUを脱退しない限り、通貨政策は取れません。
 では、EUは完全に失敗だったのか。その結論をだすのはまだ早急だと思う。
 TPPが、どうなるかは分かりませんが、EUでなくとも国家間連携の仕組みは歴史的必然かとも思います。なぜなら。
 資本主義が発展する段階では、国家間の競争が必要であり、抜け駆けする国がないようなルール作りが必要だった。
 しかし、経済的成長がない世界となる今後は、分かち合いの原理が必要であり、所得税法人税を通じた所得再分配が復活すると予想します。そして所得の再分配は国家間でも必要なのではないかと。
 50年後には、国家間で税収を再分配するような、国家税が創設されるような気がします。
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