三層を読む

 専門家が、他人とお金の支出について話しあうとき、相手には3層あることを理解する必要があります。

 表層:たとえ1万円でも道に捨てるのはもったいない。
 2層:必要なものは払うができれば無駄なカネは節約したい。
 3層:社会的地位や財力に応じたカネは当然必要だ。

 相手の3層まで把握して問題解決にあたらないと、本当の相談相手になることはできません。
 相手の表層だけしか見えていないと、1万円の節税のために大げさなスキームを提案するような浅い会話しかできません。