節税のための生前贈与

 納税者が望むから、あるいは、
 節税で役立つべきが専門家だという意見は当然ありますが。

 生前贈与は本当に有効なのか。

 ・息子は離婚するかもしれません。
 ・息子が先に死亡するかもしれません。
 ・親子がこの先も仲が良いとは限りません。
 ・100歳まで生きてしまうかもしれません。
 ・有料老人ホームに入れなくなるかもしれません。
 ・贈与したカネで子に介護してもらうかもしれません。
 ・裁判に巻き込まれ被告人になってしまうかもしれません。

 目に見えるメリット(節税)ではなく、
 今、見えていないデメリット(将来のリスク)を見てあげるのが税理士です。
 必要なのは距離を置いた客観的な視点。

 親がカネを確保して安心できるのは子供自身です。