節税手法の難易度にも色々ある。
器械体操も昔はウルトラCと言っていたのが今やG難度まである。
保険節税や、借入金でアパート建築など、馴染みの節税がC難度だとすれば、
組織再編成やグループ法人税制を利用した難解な節税がG難度だろうか。
しかし忘れてはいけないのが基本。
昔は規定演技というのがあり、トップ選手のほれぼれする基本の捌きが堪能できた。
税法実務でいうと、基本的な条文の思想、立法趣旨の歴史、税法の倫理観が理解できているということ。
基本ができていないと難易度の高い技も美しくなく、点数は伸びない。
美しい処理が求められるのは税理士業務でも同じだ。