すべての意味は後付け
私の履歴書で語る自分の人生。すべては現在の自分の経験・価値観というフ
ィルターを通した過去。
その意味では過去とはすべて現在。実体としての過去なんて存在しないのだ
から自分の心に浮かんだものにすぎないというのが仏教の唯識の考えかた。
仕事をする意味も後付け。カネのため、家族の為というのもすべて後からつ
けたもの。好き嫌いも後付け。
芸術家や作曲家、小説家が語る作品の意味も後からつけるものだろう。
作成時点では締め切りや生活のために必死で作ったにすぎない。
今自分がやっていることに今日、どんな意味づけができるのか。
「意味のある」意味を積み重ねる。将来、今自分がやっていることを上手く
後付けができるように。