益川教授
益川教授の発言には注目しています。
語れるものが多く、ありきたりの質問に対する引き出しをいくつも持っています。
また、建前が嫌いで本音を言ってしまい、相手を怒らせてしまうことも多いそうです。要は本当のことを言ってしまうのですね。
で、昨日の日経新聞です。
科学者は日本再生に向けて、社会に役立つ研究をすべきではというありふれた質問に対し、そんなのナンセンスと応えています。そこまで直接は言ってませんがそのように受け取りました。科学者は目先の研究が大事でありその方が楽しい。すべての学問は社会を豊かにするために存在しているのだからそれでよいと。その研究の中から、30年後に結果が出てくると。
もっともだと思います。社会が科学者はこのような方向で研究をしろなんて方針を決めつけるのはそもそもおかしい。
原発についても、リスクを許容しつつ原発を利用しないと行けないという事実を議論さえできないのは危険だと指摘してます。現に原発の技術は進化しています。研究は続けていく必要がある。日本がそこから離れるはダメだと。
当たり前のことを発信する科学者がいることに安心します。