税理士試験の合格難易度

 先日、税理士試験の合格発表がありました。
 受験者数48,123人に対し、最終合格者は1,104人。

 各科目は、12%なのに最終合格者は2.3%ということは、途中で脱落する人が多いということを意味します。

 100人受験者がいるとして、会計科目を30人が合格し、そのうち10%、つまり3人が、最終科目まで到達するのが、実感としての合格割合です。
 合格難易度という視点ではいかに、難関かが分かります。

 しかし、難関であるにもかかわらず、科目合格制度であるが故に働きながらでも合格を目指すことができます。
 多様な職歴を持つ人が敗者復活として税理士になれるのも、科目合格システムゆえの魅力です。