成否は買った瞬間に決まっている

日経新聞のコラム(私見卓見)で、M&Aに30年携わってきた筆者が、M&Aが成功するかどうかは、買収前から決まっていると経験を語っている。

 買う会社と業種、買う側の状況で決まっており、そこで間違えるとその後何をしても無駄だということだ。

 もちろん、買う前から上手くいくか否かは分からない。
 しかし買った瞬間に決まってしまうと言うことだ。

 なるほどね。

 これは中小企業の事業承継に言えると思う。承継する会社と業種、後継者の資質で、事業承継が可能か否かは始めから見えていると思う。間違った承継をすると、後継者が努力しても、先代経営者が資金的援助をしても上手くやっていくことはできない。