2013-01-01から1年間の記事一覧
今日、相談された問題にどのような提案をするのか。 明日、巡回したときに経営者、資産家になにをアドバイスするのか。 日常の経営者の選択に活かす知恵を紹介しています。 《目次》 BOX0 ……12のBOXを使いこなす (1)税理士には経営者や資産家の…
中小企業でも同族株主がいない会社がたまにある。 かつて上場を目指していた、歴史があり経営者が傍系に代わっているため左右6親等を超えて株式が分散している、などのケースだ。 同族株主がいないので、当然、株主全員が配当還元評価できるわけだが、 仮に…
税理士として資産家や経営者の方にアドバイスをするときは、 常に現状は正しい、というところから出発します。 税務調査で指摘された事項を修正申告する際も同じです。 もちろん処理にミスがあったということなのですが、それでも現状が正しいというところか…
今は、会社資金のみを使って事業承継ができます。 いずれも相続開始後3年以内の自己株式買取によるみなし配当の特例(措法9の7)を使います。 第1法 先代経営者に相続が発生した後、相続税の申告後3年以内に、後継者から自己株式を買い取る方法 第2法 …
最近は、消費税の経過措置と設備投資減税の話題ばかり。 理屈のない話なので退屈です。 設備投資減税で企業の業績が回復するのか。 景気が上昇傾向にあるから設備投資減税を導入できるのか。 後者だと思う。
アメリカの遺産課税方式は、死亡した人に対する最終の所得税だ、と説明されることが多いのですが。 実際には取得費を控除して値上がり益に課税するわけではないので、正確ではありません。 カナダの場合は、現実に譲渡したものとして値上がり益に所得税課税…
来週には出版されるそうです。 文字だけのとてもシンプルなデザインです。 http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%80%E8%88%AC%E7%A4%BE%E5%9B%A3%E6%B3%95%E4%BA%BA-%E4%B8%80%E8%88%AC%E8%B2%A1%E5%9B%A3%E6%B3%95%E4%BA%BA-%E4%BF%A1%E8%A8%97%E3%81%AE%E6%B4%B…
物理学者がお互いに自分の理論を相手に説明するときでも、イメージできる身近なものに例えて説明しないと、相手は理解できません。 いきなり、数式を示されても、物理学者ですら何のことか分からないそうです。 税法も同じですね。 いきなり、条文を解説され…
支払いが増加するデメリットがある。 メリットは数値化できない。 見えるデメリットだけを意識し、見えないメリット(実際には見えてるのですが)を意識できない人は経営者に向いていないと思う。
表向きは、法人税の顧問契約でも。 実際には家族の財産管理契約だと考えて契約しています。 いまどき法人税で節税できる部分なんてほとんどありません。 もちろん、保険商品などを販売するという意味ではないし、カッコイイ相続シミュレーションを作ることで…
これが子供のおもちゃ。 なぜこんなに精巧に作れるのでしょう。 値段も安い。 口は開閉式 ドイツのschleich社製。 あの海洋堂よりもリアルだ。
taxMLのメンバーによる新時代の資産税業務に不可欠のテーマを扱った本を10月に出版します。 この本以外にはどこにも書いていない、そのような知識と情報だけで構成されています。 予約可能です。 一般社団法人 一般財団法人 信託の活用法と課税関係 (ぎょ…
福井県立博物館に旅行しました。 フクイサウルス。 イグアノドンの仲間の草食恐竜。 そもそも70年代まで、日本には恐竜はいなかったと考えられていた。 当時はアジア大陸の一部でしたが。 恐竜学研究の拠点が福井県。 次々と新種の恐竜が発見されています。 …
大きな蛾がいました。15センチはありそう。 弱っているわけではないのに、近づいても逃げません。 調べてみると「ヤママユ」という大型の蛾のようです。
節税という見えるメリットのすぐ後ろ側には、見えない10個のデメリットがあります。 見えないうえに、今日明日に顕在化するわけではないので意識することはできません。 説明しても理解してもらうことはできません。 だから代わりに判断する必要があります…
税務調査で間違いを指摘される。 最終的には、税務職員の提案に救われることもある。 思いもよらない解決策の提案です。 その場合は、素直に税務署のすごさを認めることが必要。 そうしないと税理士自身が成長できるはずがありません。
グループ法人税制は、一体経営の企業グループの資産移転に課税しない趣旨だと説明されます。 これはウソだと思います。 父が100%支配する会社と子が100%支配する会社は、それぞれ独立して経営しているのだから一体経営とは言えない。 それに、一体経…
マイケルジャクソンの死後、遺された子供のための信託が設定されていることがニュースになりました。 アメリカでは遺言で遺産を処分すると、相続人の確定手続きや財産の内容が、裁判手続きで公開されます。 公開手続きを避けるために利用されているのが信託…
成長する唯一の手段は「自分はバカかもしれない」と自分を疑ってみること。 言うのは簡単。 「自分をバカだという俺って利口でしょ」ということ。 しかし、本気で自分をバカだと思うのは難しい。 自分がバカだと考えるのであれば、 自分より優秀な思考が存在…
で、民主党の時代には、日本も遺産税に移行すべきだ、との論調がありました。 次のような理由でしょうか。 相続人のことを考えなくてもよくなるため、課税がシンプルになる。 法人への遺贈なども考える必要がなくなる。 たとえば、相法66条4項なども不要…
アメリカの遺産税方式は次のような仕組み。 1.含み益資産を相続する場合。 遺産税方式は、課税済み遺産を分配するという考え方のため、相続人は時価相当額にステップアップした取得費を引き継ぐ。 したがって、相続後に財産を売却しても、被相続人保有期間…
専門家の存在価値は次をどこまで備えている否かだと思う。 業界の共通言語をどこまで知っているか。 実務の暗黙の了解の存在をどこまで知っているか。 どれだけの限界事例を把握しているか。 自分の判断の価値基準を持っているか。 難しいことを知っているか…
自分のテリトリーって、実は見えていません。 自分の生活、仕事、個性です。 健康は、失ってみて初めて分かるのと同じです。 失う前に気付くには、自分を他人の目で見てみる客観的視点が必要です。 税理士であれば、経営者になったと想像してみることです。 …
10年後にユカタン半島に直径100キロの小惑星が衝突することが判明したら。 地球史上、過去5度の大絶滅があったので、いつか同様のことがあってもおかしくない。 確率的には、あと1億年はあり得ないとは思いますが。 せめて最期のときまで日常を確保し…
自分が上がったことのない上の階は見えません。 しかし上の階に行けば下の階は見下ろせます。あるいは、下の階は記憶として残っている。 経験、知識、実力、スキル、知恵。 すべてについて、同じことが言えるのでしょう。
私はバブル時代は学生でした。 バブル時代以前について経営者と話していると、 「頑張れば仕事が来ると思っていたし、現実に次の日には仕事が受注できた」 バブル崩壊後に社会に出た者には、知識で理解できても、皮膚感覚で理解することはできません。 経験…
専門家がセミナーに参加したり、実務解説書を読むのは商品の仕入と同じと言われます。 しかし、聞いただけの知識は役に立たない。 知識だけなら参加した全員が聞いています。 知識を加工して、消化吸収してはじめて自分のものになる。 しかし、その方法は誰…
心理学では「ジョハリの窓」という図が用いられる。 人間に存在する4つの窓で、 一つが、自分も他人も知っている「自分」。 二つが、自分は知っているが他人は知らない「自分」。 三つが、自分は知らないが他人には分かっている「自分」。 四つが、自分も他…
専門家が、他人とお金の支出について話しあうとき、相手には3層あることを理解する必要があります。 表層:たとえ1万円でも道に捨てるのはもったいない。 2層:必要なものは払うができれば無駄なカネは節約したい。 3層:社会的地位や財力に応じたカネは…
税理士業界は個人事務所と大規模法人に二極化すると言われていますが。 たぶん違うと思います。 二極化ではなく多様化するのがこれからの税理士業界。 ホームページを見ていても、低価格、資産税特化、医療特化、税務調査専門といろいろ。 ただし、昔のまま…